夜泣きが収まらない。それでも、あなたは間違っていない。
- akane kamimura

- 13 時間前
- 読了時間: 3分
「また今夜も…」と思っているあなたへ
深夜2時。やっと眠れたと思ったら、また泣き声が聞こえてくる。抱っこしても、授乳しても、何をしても泣き止まない。「私の何がいけないんだろう」「いつまで続くんだろう」——
そう思いながら涙をこらえているママ・パパが、今この瞬間もいるのではと思います。
まず、はっきりお伝えしたいのです。夜泣きは、ママ・パパのせいではありません。

夜泣きは「脳の発達」が引き起こすもの
なぜ赤ちゃんはあんなに夜泣きをするのでしょうか。その答えは、赤ちゃんの脳と睡眠の仕組みにあります。

厚生労働科学研究費補助金「未就学児の睡眠指針」および日本睡眠学会のデータによると、新生児のレム睡眠(浅い眠り)の割合はなんと全睡眠の約50%。成人の約20%と比べると、いかに赤ちゃんの眠りが浅いかがわかります。
レム睡眠とは、脳が活発に働きながら記憶を整理したり、脳の回路を発達させたりしている大切な時間です。赤ちゃんの脳は24時間フル稼働で成長しているからこそ、眠りが浅く、目が覚めやすい。夜泣きは「育て方の失敗」ではなく、脳が猛スピードで育っているサインなのです。
夜泣きはいつまで続くの?
「終わりが見えない」という絶望感が、夜泣き期を一番しんどくする理由のひとつだと思います。

一般的に夜泣きのピークは生後6〜12ヶ月頃。調査では約54%の赤ちゃんが生後12ヶ月までに夜泣きが落ち着いています。多くの場合、3歳頃には睡眠リズムが整い、夜泣きは自然に減っていきます。
「いつか必ず終わる」——
このことを知っているだけで、今夜の踏ん張りが少し変わるかもしれません。
保育士として、夜泣きの赤ちゃんに接するとき
一時預かり保育で、夜泣きをする月齢の赤ちゃんのお昼寝に付き添うことがあります。そのときに私が心がけていることを、少しシェアさせてください。
泣いている理由を探しすぎない
「お腹?それとも暑い?怖い夢を見た?」と原因を突き止めようとする気持ちはよくわかります。でも、夜泣きの多くは「理由のない覚醒」です。脳が浅い眠りから完全に目覚めてしまい、まだ自分でまた眠りに戻る力がないから泣いている。それだけのことも多い。原因がわからなくて当然なのです。
「声」を届ける
抱っこをしなくても、静かに「ここにいるよ」と声をかけるだけで落ち着く赤ちゃんもいます。親の声は、赤ちゃんにとってこの世で一番の安心材料。「大丈夫だよ」という低く穏やかな声は、どんなおもちゃより力を持っています。
自分を責めるのをやめる
夜泣きがひどい場合でも対応方法を間違えているわけではありません。夜泣きが激しい子ほど感受性が豊かで、好奇心旺盛なケースも多いのです。現場でたくさんの子どもを見てきて、そう感じています。
それも「この子の個性なんだな」そう受け取りましょう。
「今夜も頑張った」でいい
夜泣きの時期は、親にとっても本当に体力も気力も削られる時間です。「もっとうまくあやせたら」「もっと早く寝かしつけられたら」と自分を責めなくていい。
泣いている子どものそばにいてあげられた。それだけで、今夜のあなたは十分です。
終わりは必ずきます。今この瞬間、一緒に乗り越えているすべてのママ・パパに、心からエールを送っています。
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